◆プロボクシング ▽WBA・WBO世界ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・レネ・サンティアゴ―WBA7位・谷口将隆 ▽東洋太平洋スーパーウエルター級(69・8キロ以下)タイトルマッチ10回戦 王者・緑川創―同級15位・加藤寿(4月3日、東京・後楽園ホール)

 東洋太平洋スーパーウエルター級王者・緑川創(つくる、39)=EBISU K’s BOX=が、4月3日に東京・後楽園ホールで開催される「TREASURE BOXING PROMOTION 12」で同級15位・加藤寿(40)=熊谷コサカ=との初防衛戦に臨むことが11日、発表された。都内で会見に臨んだ緑川は、年上の挑戦者との対決に「負けるわけにはいかない。

(加藤が)ボクシングをずっとやられていることを尊敬しつつ、しっかり試合で見せられたら」と“中高年の星”として快勝での防衛を誓った。

 元キックボクシング世界王者の緑川は昨年11月27日、東洋太平洋同級王者ワチュク・ナァツ(八王子中屋)を2―1の判定で下し、ボクシング転向から無傷の5連勝(3KO)、わずか1年1か月の異例のスピードでタイトルを獲得。キック引退から4か月後の23年6月に誕生した長男・路唯(ろい)くんをリングで抱っこし、「チャンピオンベルトを巻い長男をリングに上げる」というボクシング転向後の夢をかなえた。

 王者となり「周りからちょっとチヤホヤはされてるんですけど(笑)。でも、練習やら生活やらは何も変わらず、ブレずにそのままやっている」という。子供をリングに上げる目標は達成したが「残りの現役生活はそんなに長くはないと思うが、ここからは子供や中高年の方々に大きな背中を見せながら、自分がどこまでいけるか挑戦したい」と新たな夢を掲げた。

 東洋太平洋王座を獲得したことで、WBC世界24位にランクされた。WBC同級王者には、身長197センチで「タワーリング・インフェルノ」の異名を持つセバスチャン・フンドラ(28)=米国=が君臨する。171センチの緑川は「バケモノばかりの階級なので」と苦笑しつつも、「でも人生一度きりなので、ここまで来たら、どこまで行って、どこまで勝てるか挑戦したい。もし本当にタイトルマッチまでいけたら、今までにない形が見せられると思う」とさらに夢を広げた。

 挑戦者の加藤は、13勝(8KO)14敗2分け。24年10月には、39歳の加藤が当時40歳の日本同級王者・出田裕一(三迫)に挑戦。

5回TKO負けを喫した。40歳での初タイトル獲得へ「緑川選手はとても強く、どう攻略しようかな、と頭を抱えるぐらいの強い選手だなと思っている。たぶんラストチャンスだと思うので、ここで勝つか負けるかで今後が変わってくると思う」と決意を示した。

 ◆緑川 創(みどりかわ・つくる)1986年12月13日、東京都生まれ。39歳。高校時代は野球部に所属。高校3年の11月にキックボクシングを始め、新日本キックの中量級エースとして活躍。第8代新日本キックボクシング協会ウエルター級王座、WKBA世界スーパーウエルター級王座を獲得。キックの戦績は89戦57勝(25KO)20敗10分け2無効試合。23年2月のキック引退後、ボクシングに転向し24年10月にB級(6回戦)デビュー。25年11月、5戦目で東洋太平洋スーパーウエルター級王座を獲得。身長171センチの右ボクサーファイター。

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