上方芸人260人超が所属する親睦団体「関西演芸協会」に所属する65組が出演する「関西演芸協会まつり」が11日、大阪・堂島のエルセラーンホールで2部制で開催された。午前10時30分に開演した「第1回」には、協会長の落語家・桂福団治(85)、タレントで漫談家の青芝フック(87)、お笑いマジックのゼンジー北京(86)、元漫才コンビ「若井ぼん・はやと」の若井ぼん(81)らが出演した。

 3月12日に88歳の誕生日を迎えるフックは、赤いハットとジャケットの“米寿スタイル”。「パンパカパーン、今週のハイライト!…このネタはそろそろ歴史の教科書に載る」と「漫画トリオ」の“レジェンドネタ”で“前期・後期高齢者”の観客を喜ばせた。

 近年は司会業がメインで、ネタを見せる機会が少ないという。「働いて、働いて、働いて、働きたいけど働く場所がない。だ~れも呼んでくれへん」と時事ネタでボヤいて笑わせた。がんの一種、悪性リンパ腫を患っていることも明かし「医者から『治らん。薬もない』と言われた」とこちらもボヤきをネタに組み込んでいた。

 既に元相方の横山ノックさんは2007年に、上岡龍太郎さんも23年に他界した。「芸人は一生芸人やらなしゃあない。でも別に悲壮感もない。楽しみでやってる感じですよ。相方2人は亡くなったけど、僕が生きてやってたら喜んでくれるやろね」としみじみ話していた。

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