巨人が、春季キャンプ第3クール2日目となる11日に、今季初実戦となる紅白戦を行った。野球評論家の清水隆行氏が、ドラフト5位・小浜佑斗内野手の“プロ初安打”を放った打席を分析した。

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 5回2死、小浜が松浦から中前安打を放った。その打席では“我慢強さ”が光った。

 まず、1ボール2ストライクと追い込まれてから2球、低めの変化球を見極めてフルカウントに持ち込んだ。もっと追いかけてもおかしくない球だったが、しっかりとバットを止めた。

 最後は高めの速球を捉え、コンパクトにセンターへはじき返した。ルーキーとしてキャンプ1軍スタートを切り、迎えた初の実戦。いいところを見せたい場面だ。フルカウントになったことで「ストライクを取りにくるだろう」と安易に決めつけて強振せず、そこでも見極めることを頭に入れて、言い換えればある程度、自分に制限をかけて打ちに行っていた。この価値は決して低くないと見る。

 俊足、強肩のイメージが先行しているが、打撃も決してコツコツと当てるタイプではなく、球団関係者からはしっかりとしたパンチ力も備えているという評判を聞く。この日はカウントに応じて打撃を変えていける実戦派でもあるところを示してくれた。

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