◆紅白戦 紅組0―0白組=7回制=(11日・サンマリン宮崎)

 竹丸は上々の実戦デビューを果たした。10日のブルペンで初めて実際に見た時から感じていたが、やはり真っすぐの質がいい。

ホームベースの上で「キュッ」と来る強さがある。ショートアームのようなフォームで球の出どころが隠れて見えにくい点もあるだろうが、空振りも奪えていたし、打者もタイミングを合わせづらそうにしていた。

 一方で変化球はまだ精度を高めていける。最後、石塚を空振り三振に仕留めたチェンジアップはいい高さ、いい抜けを見せる球もあったが、カーブがやや抜けたりと、他の変化球を投げた後に首をかしげるようなしぐさを見せるなど、まだ本人的にもしっくりきていない部分も多いのだろう。この日のマウンドで感じた課題を修正していけるか。その点では真っすぐもまだまだ状態が上がってくるだろうし、“伸びしろ”は多いはずだ。

 キャンプ前の宮崎合同自主トレからここまで2週間以上がたった。新しい環境の中、ファンや報道陣の目も多く、アマチュア時代以上に気を張っていたところもあるはずだ。緊張感や見えない疲れもありつつ、持ち味をアピールできたのは、いいスタートを切ったと言えるだろう。(野球評論家・清水 隆行)

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