◆紅白戦 紅組0―0白組=7回制=(11日・サンマリン宮崎)

 松井秀喜臨時コーチが11日、ドラフト6位・藤井健翔内野手(18)=浦和学院=に熱血指導を施した。

 藤井が憧れるヤンキースのジャッジがヤ軍傘下の2Aに在籍していた2015年、GM付アドバイザーとして指導したのが松井氏だった。

育ての親の一人と言われることに松井氏は「ジャッジの実力です」と謙遜するが、才能開花に一役買ったのは間違いない。“浦学のジャッジ”とは宮崎で初めて対面。「髪の毛はジャッジを意識したと聞いたけどね。好きだよ、そういうの。嫌いじゃないね」と心をつかまれて、木の花ドームで大きく体を使って手本を示しながら約20分にわたって、ジャッジへの道を示した。

 「あのいい体をして、パワーもあるし。将来、非常に有望というか、楽しみですね」と実際に触ってチェックした181センチ、96キロの筋肉質の体にもほれた。かつてのジャッジのように、目的を持った練習とともに、これから積んでほしいのが実戦での体験だ。「練習と試合が常に一致するかといったら、それはこれから経験していって自分で感じていくのではないですか」と願った。

 2軍キャンプに参加中だが、1軍の紅白戦に出場し1打数無安打だった藤井。その後、特別な機会に恵まれ「すごい一日だった。本一冊書けるくらいの感じです。

自分の中ではジャッジさんのような打者になりたいことを踏まえて、3Aから世界トップクラスの打者になった裏側みたいな、どういうことを教えたのかを聞きました。楽しかったっすねえ!」と18歳は声を弾ませた。

 紅白戦前、松井氏はファンに「今年1軍で活躍するであろう選手たちがこれから試合をする。私はなぜここに来たか。2年前に来た時に優勝をしたから縁起を担ぎました」とあいさつした。願うのは若手の成長と優勝、日本一。“浦学のジャッジ”から“巨人のジャッジ”に化けるのを、楽しみに待つ。(阿見 俊輔)

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