U―18Jリーグ選抜と日本高校サッカー選抜が戦うネクストジェネレーションマッチが11日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われ、2―0で高校サッカー選抜が勝利した。前半16分、高校選抜はFW宮本周征(18)=帝京高=がPKを決めて先制すると、同27分にはMF臼井蒼悟(18)=尚志高=がボレーで追加点を奪い、J選抜を上回った。

 悪天候の中でも5314人の観衆を集めた試合の狙いは、勝敗以上に選手たちに刺激を与えること。J選抜は山口素弘監督(57)、中村俊輔コーチ(47)と元日本代表のレジェンドが指導陣を務めた。中村コーチは、Jユースと高校サッカーの意地がぶつかる試合に「すごく価値のある時間だった」と、うなずいた。

 さらに中村コーチは「日本の高校生は、誰かに見られている、というプレッシャーが(海外に比べて)あまりない。日本は優しいが、高校生のプレーに対しても、批判というか、厳しい目があってもいい」と提言。多くの観客の目やメディアの批評にさらされる機会が、成長を促すと指摘した。

 レッジーナ(イタリア)でプレーした際には、新聞の厳しい批判や、ファンからコインを投げられるなどの重圧にさらされた中村コーチ。その経験が、成長へのきっかけに「絶対になる」と感じてきたという。J選抜には「この年代から、自分にどれだけプレッシャーをかけてやれるかだ、という話はさせてもらった」と、日本の次世代を担う選手たちのさらなる成長を期待していた。(金川 誉)

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