◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽ノルディックスキー・複合男子個人ノーマルヒル(11日、イタリア・プレダッツォ)

 【バルディフィエメ(イタリア)11日=松末守司】 男子個人ノーマルヒルが行われ、3大会連続メダル獲得中の37歳ベテラン・渡部暁斗(北野建設)は日本勢最高の11位に終わった。

 前半のジャンプ(ヒルサイズ=HS107メートル)は「ここに来て一番いいジャンプができた」と100・0メートルを飛び11位につけ、トップと41秒差で後半の距離(10キロ)へ。

5キロ地点では36・5秒差に縮めたが、終盤は徐々に上位勢から引き離され、31分51秒4で11位。4大会連続メダルには届かなかった。

 レース後、取材に応じた渡部は「みんなこの深い雪で苦戦している中、なかなか自分たちの集団のペースも上がらず、自分の体力もいつの間にか削られてしまった」と難コースに苦しんだという。「人生で一番きつかった。そもそものプロフィール自体もきついコースなのに、スネくらいまで埋まるような雪が相まって、ものすごいタフなコンディションだった」と振り返った。

 それでも五輪初戦について「なかなか今シーズン、いいレースができていなかった中で、良いジャンプとクロスカントリーはちょっと粘りきれなかった。今できるベストは尽くせたと思う」と自己分析した。

 レース前には自身のXを更新し、「IOCはノルディック複合の存続に対してTV視聴率にも注目しているので是非沢山の方にライブ観戦していただけたら嬉しいです。頑張ります」と競技観戦を呼びかけていた。

 五輪シーズンは、ここまでW杯で13位が最高。ジャンプの調子が上がらず、苦戦が続いていた。2月に「満開の花を咲かせたい」と話していたものの、初戦は厳しい戦いを強いられた。

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