カーリング女子日本代表のフォルティウスを2023年からトップスポンサーとして支援するのは、加茂川啓明電機(大阪・吹田市)。リード・近江谷杏菜(36)、セカンド・小谷優奈(27)、フィフス・小林未奈(23)は同社の北海道支店の業務課に勤務している。

共に働く星田尚輝さん(55)、佐藤明日香さん(42)が3人の日頃の熱心な仕事ぶりを明かし、五輪へのエールを送った。

 昨年2月、日本選手権でフォルティウスがロコ・ソラーレを破り優勝を飾ったあたりから、空気が変わった。スポーツに興味のなかった社員がチームの大会結果や世界ランキングを気にしはじめ、社内に応援する空気が出てきたという。フォルティウスの同僚3人について、星田さん、佐藤さんは「仲間という感じ。会社にいる時は、会社のことに100%注いでくれます」と声をそろえ、応援にも力が入る。

 近江谷、小谷、小林は業務課に属し、製品の受発注、納品などを担っている。競技優先で、出勤は多くても週2、3回。佐藤さんは「全員、教えてもらう時の姿勢が真っすぐで前向き。自分たちの時間を割いても教えたいと思わせてくれる」と誠実な仕事ぶりを明かす。試合後、3人が出勤してくると「『あの試合の、あの部分は狙ってやったの?』とか質問して、解説してもらいます」と距離も近い。

 昨年12月の五輪最終予選は、社内のテレビで応援した。プレーする姿は「やっぱりアスリートなんだな」と星田さん。

佐藤さんも「急にオーラが出ます」と笑みを浮かべ、五輪出場権を獲得した姿に「ひたむきな、静かな努力を続けていることをリスペクトしています。それが報われて良かった」と実感を込めた。

 いよいよ金メダルを目指す戦いが始まる。「『あのメンバーで五輪に行くのが夢だ』とずっとみんな言っていた。最高のチームで、最高のコンディションで、最高のパフォーマンスをしてきてください」と佐藤さん。星田さんは「楽しんできてください」と激励した。頼もしい仲間たちの声援が、カーリング女子日本代表に一層の力を与える。(手島 莉子)

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