◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スピードスケート(11日、ミラノ・スピードスケート競技場)

 【ミラノ(イタリア)11日=富張萌黄】男子1000メートルが行われ、2大会連続出場の森重航(オカモトグループ)は1分9秒85で24位だった。今大会開会式では日本選手団の旗手を務めた25歳。

本命の500メートルでは2大会連続のメダル獲得を狙う。世界記録保持者の「怪物」ジョーダン・ストルツ(米国)が1分6秒28の五輪新記録で金メダルを獲得した。

 森重は最初の200メートルを全体5位の16秒21で通過。積極的なレースを仕掛けたが、ラスト1周は28秒45と大きくラップタイムを落とした。「求めていた結果は得られなかった」と下位に沈み、レース後は悔しさを見せた。

 先月行われたW杯最終戦では500メートルで転倒。左膝に痛みを覚えて五輪前の最終戦を終えていた。「痛みはないが、膝の左右のバランスは日によって崩れることもある」と明かした。カーブの回り方を強みとしているが、「200メートル通過後のカーブはいつもならもっとスピードに乗ってくる。そこが出口にかけて(スピードが)乗らなかったので、理由を考えて修正したい」と早急な改善を求めた。

 22年北京大会に続き2度目の五輪。前回は無観客で、大歓声を浴びる五輪は初めて経験した。

8割ほどはオレンジの服を着用したオランダのファンだったが、「楽しく滑れた。全選手応援してくれたので、背中を押してくれるような感覚だった」と充実した表情を見せた。

 本命種目の500メートルを前にレースを経験したことは大きい。14日に行われる同種目に向けて「攻めきらないと勝てない。それくらい厳しいと思う。自分らしい攻めきったレースをして、ゴールできれば」。最大のライバルはこの日金メダルを獲得した「怪物」ストルツ。ほかにも銀メダルだったイエニング・デボー(オランダ)、4位と表彰台までわずかだったダミアン・ジュレク(ポーランド)と強敵ぞろいだ。再び積極的なレースで2大会連続メダルへ強豪に挑む。

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