連日の寒さに負けず、故障者ゼロで終えた1次キャンプ。ドラフト1位の竹丸や新加入の則本、新外国人らが話題になる中、確かな存在感を示した選手をスポーツ報知巨人担当が「宮崎キャンプMVP」として選出した。

 豪快かつ、圧巻だった。両翼100メートルのサンマリンで行われた10日のフリー打撃。坂本が左足を高々と上げた豪快なフォームで快音を連発し、スタンドをどよめかせた。49スイングで左中間席中段への特大弾を含むサク越え11本。「(練習用の)ボールが飛ぶからね」と慢心はないが、阿部監督は「ここ数年にない、いい動き」と仕上がりの早さに目を細めた。

 1月の自主トレ中から体を動かしてタイミングを取る「動」の構えにシフトチェンジ。10日の最終クールからヘッドを投手側に倒す手の動きは小さくした一方で、足を高く上げる構えは「継続すると思うよ」。2010年代の若手時代を思わせるアグレッシブな新フォームで、実戦にも臨むことになりそうだ。

 キャンプ初日の1日は、まだ辺りが薄暗い午前7時過ぎに野手一番乗りで施設入り。ウェートルームで汗を流した。先乗り自主トレ中から、ベテラン組では丸とともに居残りの常連だった。その姿勢にも「今年はさらに『やらなきゃいけないな』という気持ち」という決意がにじみ出ている。

(巨人野手担当・内田拓希)

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