宮崎の1軍キャンプは42人中、ルーキー6人を含めて14人が新戦力となった中で競争も激化したが、それぞれが順調な姿を見せた。

 期待の若手の躍動も目立った。

野手でいえば、中山と石塚だ。中山は目に見えて打球の強さが一段と増した。昨年も相当の成長を感じたが、そこからさらに、という印象だ。昨年から強く引っ張れるシーンが増えていたが、今年はその強い打球が中堅、左中間へと広角に広がってきた。本人ももちろんこのままでいい、ということはないだろうが、ここまでには手応えを感じているはずだ。

 石塚はバットの扱いがうまい。単なる棒にせず、しならせて使えている。インパクトが「衝突」にならずに、ボールがバットに長く触れているように映る。ただ強く打つ、というだけではなく、打球の質にもこだわり、内側から出すバットの軌道も意識して取り組んでいることが分かる。

 この2人だけでなく、皆川、小浜ら若手もいいところを見せてくれていた。これから沖縄に行けば、実戦も多く入ってくる。これまでの打撃投手の打たせてくれる球から、相手投手が抑えに来る球になる。

そこでどのような対応を見せられるか。結果、内容を注目していきたい。(野球評論家・清水 隆行)

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