◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽ノルディックスキー距離・女子10キロフリー(12日、イタリア・テゼーロ)

 【バルディフィエメ(イタリア)12日=松末守司】距離の10キロフリーが行われ、女子で2大会連続出場の土屋正恵(弘果ク)は、25分0秒4で26位だった。

 タイムレースで自分との戦いだった。

前半から積極的にレースを進め、塩がまかれて硬くなった雪面にも対応し、最後まで粘りの滑りを披露した。「しっかりと内容的にもいい走りができた。課題としていた最初の入りがいい形で入れたことで、後半落とさず走れたんじゃないかな」と手応えを話した。

 今大会の初戦だった7日の距離複合(20キロ)で35位。ふがいない自分に悔し涙が流れたが、コーチ陣と話し合い、初戦の動画のフォームをみて修正をし、この日を迎えた。「昨日まですごい不安で怖いと思っていたが、周りが応援してくれて、気持ちも切り替えられた。焦ってがむしゃらになると、スキーが進んでこない走りになってしまう。そこでスキーを滑らせろとアドバイスをいただいて自信を持って走れた」と感謝を口にした。

 第一人者の石田正子が一時的に第一線から離れている。前回22年北京五輪は代表4人だったが、今大会の女子代表はたった1人だ。競技の日を消さないため責任感を背負う。「責任感、自分がやらなければいけないというプレッシャーはあるが、いい意味で皆さんの応援とか期待に背中を押してもらっていいパフォーマンスを見せたい」と覚悟を持って夢舞台に挑んでいる。

 会場には所属先の人たちが応援に駆けつけてくれていた。「大会前に会えていないけど、上の方で日本の方の声が聞こえたので背中を押してもらえました」と最後まで諦めない気持ちと力走を届けられた。

 今大会の最終種目は最終日22日の女子50キロクラシカル。「もうやるしかない」と覚悟を伝えた。

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