2月に入り、インフルエンザの定点あたり報告数が全国的に「警報レベル」を再び超えている。一度落ち着きを見せた流行が再燃している背景には、流行の主体が「A型」から「B型」へ移行している可能性がある。

厚生労働省、国立感染症研究所の分析から、B型インフルエンザの特徴を解説する。

 季節性インフルエンザウイルスには大きく分けてA型とB型がある。感染研のデータによると、国内では12月から1月にかけてA型が先行して流行し、その減少期または直後の2月から3月にB型が増加するケースが多く見られる。今回の「2月の再流行」も、この例年のパターンに合致しており、春先まで警戒が必要な状況だ。

 A型ウイルスがヒト以外に鳥や豚などにも感染し、それらが混ざり合って新型ウイルス(パンデミック)を生み出す可能性があるのに対し、B型は基本的に「ヒト」にしか感染しない。そのため、世界的な大流行を起こすことは少ないとされるが、毎年地域的な流行の原因となる。

 厚労省は「A型とB型で、症状に明確な違いはない」としている。どちらも38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠(けんたい)感などの全身症状が急激に現れるのが特徴だ。「B型は軽症」という油断は禁物であり、 予防策はA、B型ともに共通しており、手洗い、せきエチケット、適切な湿度の保持が有効とされる。受験シーズンや年度末を迎える中、基本的な感染対策の継続が求められる。

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