中島哲也監督の過去作品のハラスメント報道が影響して公開延期となった映画「時には懺悔を」の公式サイトが13日に更新され、中島監督の過去作品における調査の結果を報告。告発した元女優と和解が成立したと公表した。
中島監督をめぐっては、2014年の映画「渇き。」に出演した元女優(以下「A子様」)との撮影現場におけるトラブルが一部週刊誌に報じられたことを受け、2025年6月に公開を予定していた中島監督の映画「時には懺悔を」が2026年に公開延期となった。
同作の公式サイトで「中島監督過去作品の事象調査についてのご報告」と題し「2025年4月28日に発表いたしました映画『時には懺悔を』の公開延期以降、中島哲也監督の過去作品において生じた事象について、『時には懺悔を』製作委員会は、第三者の立場から、当時の関係者へのヒアリング等を中心とした調査を実施してまいりました。その結果、今回の調査とA子様との対話を通じて把握した事実関係からは、中島監督が、意図的にA子様との編集に関する約束を履行しなかった事実、ならびに露出を強要したと認められる事実はいずれも確認されませんでした」と報告。2人は対話の機会が設けられ「双方が率直に認識のすり合わせを行う中で、監督より、A子様とのコミュニケーションが十分ではなかった点、特に編集作業において直接確認をしなかった点など、監督としての配慮が至らなかった点について謝罪がなされました。これを受け、最終的に双方の間で和解が成立したことを確認いたしましたので、ご報告いたします」と伝えた。
詳細も報告したうえで「本調査は当製作委員会による自主的な取り組みであり、法的な調査権限を持たない別作品に対する任意の調査であったことから、一部の関係者からの十分な証言が得られず、原因を特定するには至ることができなかったため、すべての事実関係を解明することには限界があったことも付言させていただきます。この度の件で対話の機会をいただきましA子様と調査に協力をいただきました皆様に深く感謝を申し上げます」とつづられた。
「なお、映画『時には懺悔を』の公開につきましては、改めてお知らせいたします」とし、「今回、映画『時には懺悔を』制作現場では、出演者およびスタッフに対し、ハラスメント防止、適切な情報共有、インティマシーコーディネーターや心理カウンセラーの導入による身体的・精神的ケアなど十分に配慮した体制のもとで制作を進めました。特に障がいのある出演者に対しては専任のスタッフと付き添いの親族の方達の意見を聞き、撮影環境作りには細心の注意を払い、一緒に作品を制作いたしました」と説明。「私たちは、中島哲也監督の過去作品において生じた事象を重く受け止め、すべての関係者が安心して制作に参加できる環境を守り続けるため、今後も日々改善に努めてまいります」と記した。
同作は俳優の西島秀俊が主演で、満島ひかり、黒木華、宮藤官九郎、柴咲コウ、佐藤二朗、役所広司らの豪華メンバーが出演。公開時期は2025年6月としていたが、その後週刊誌で「中島監督が過去の作品で女優にヌードを強要していた」などと報道されたことで騒動に。

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