フリースタイルスキー女子モーグルで2大会連続出場の冨高日向子(25)=多摩大ク=が、日本時間14日夜に行われる新種目のデュアルモーグルでメダル獲得に挑む。11日のモーグル種目で4位と表彰台に迫った期待のスキーヤー。

東京・金井中の先輩で、陸上女子1万メートルで16年リオ五輪代表、21年に引退した関根花観(はなみ)さん(29)がスポーツ報知の取材に応じ、エールを送った。(取材・構成=手島 莉子)

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 中学の在校期間は重なっていないものの、母同士が知り合いだったことから、関根さんは冨高の活躍を目にしていたという。「うれしいですね。同じ中学校の後輩が頑張っているというのを聞くと」と目を細め、「後輩としても一人の女性としても最前線で頑張っている姿は熱くなるところがあります」とミラノ五輪での活躍を期待した。

 「背中を押してくれる」存在だ。関根さんは陸上女子1万メートルで16年リオ五輪に出場し、21年に現役引退。21年度から保育士の専門学校に通い始めた。22年北京五輪が行われたのは、新しい挑戦に走り出した時だった。テレビで見た後輩は、決して大きくない152センチの体をダイナミックに使い、初出場とは思えないアグレッシブなターンを決めていた。「自分も目指しているものがあった。同じ舞台ではないけど頑張ろうって思いました」

 リオ大会で五輪の難しさを知った。「どの選手も自分の人生を懸けてその場に立っているとひしひし伝わるような、気圧(けお)されるような感じ」。

自身は20位に終わったが、同じレースでエチオピア人選手が世界新をマークしたこともあり、「いつも通り走るために、平常心を保つメンタルが重要」と強く感じたという。

 冨高は11日のモーグルで3位と同ポイントの4位という好成績を残した。ターンで3位の選手に0・2ポイント劣り、メダルには一歩届かなったが、前回の19位から大きく飛躍した。「とても感動しました」今度は、1対1で同時に並列するコースを滑り、勝敗を競うデュアルモーグルに出場する。単独で滑るモーグルとは異なり、より精神力が問われる種目。「平常心を」―。関根さんは後輩の活躍を願っている。

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