【ミラノ(イタリア)13日=富張萌黄】スピードスケートの公式練習がミラノ・コルティナ五輪の本番会場で行われた。練習後に団体追い抜きコーチを務めるウイリアムソン師円コーチが取材対応し、14日(日本時間15日)に行われる女子団体追い抜き準々決勝を先頭から高木美帆(TOKIOインカラミ)、佐藤綾乃(ANA)、堀川桃香(富士急)の布陣で臨むと発表した。

「ミスなく問題なく滑れば、1位通過は十分できる」と2大会ぶり金メダルを目指し、まずは準々決勝のトップ通過を目標とする。

 今季はこの3人に加え、野明花菜(立大)の4人がW杯を転戦。16日(同17日)の準決勝と決勝の布陣は未定だが、初戦は堀川が起用された。ウイリアムソン・コーチは「今年、チーム・ゴールドに入って、高木と佐藤と練習する中でスピードがついてきた。年明けに時間を使ったことで、本来持っている力をパシュート(団体追い抜き)に還元できる」と投入の要因を説明した。

 年明けの長野、ドイツでの合宿は団体追い抜きの練習をメインに取り組んできた。ミラノに入ってからは、高木が初戦の1000メートルの練習を主に取り組んできたが、11日からは本格的に団体の練習を行っている。「W杯の時期よりかなりいい状態」と話し、目前に迫った初戦へ向けて順調に来ていると話した。

 野明を起用した場合でもタイムはさほど変わらないと見ているが、堀川は8日3000メートルを滑っている。「精神的な落ち着きもある」と初戦に起用された。野明が加わったことで、堀川もメンバー入りへ「負けていられない」という思いもあり、課題としていた出遅れの部分などを修正してきた。

 女子団体追い抜きは日本のほかに、前回北京大会金のカナダ、強豪オランダ、米国の4チームが準決勝に進むと見られる。

「どこと当たっても準決勝は全力でいかないといけない。全部の国がベストメンバーで来ると思うので、何とか1位で通過して4位と戦って決勝進出する」と金メダル奪還へ、どのレースも全力で挑みに行くと話した。

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