◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード・ハーフパイプ(13日・リビーニョ・スノーパーク)

 【リビーニョ(イタリア)13日=ペン・宮下京香、カメラ・宮崎亮太】男子決勝が行われ、2大会連続出場の平野流佳(るか、INPEX)がメダル獲得を逃した。予選5位で通過し、この日の決勝は1回目で90・00点をマークし、3位につけた。

2回目も90・00点、3回目も91・00点とトリプルコンボを決めて高得点を3本そろえたが、表彰台には惜しくも届かなかった。

 平野流は、7歳でスノーボードを始め、同学年の戸塚優斗や1歳下の平野歩夢の弟・海祝らとしのぎを削ってきた。ジュニア時代は戸塚の後を追いかけ、W杯は18~19年シーズンから参戦。22年北京五輪後からブレイクし、22~23年からはW杯で種目別3制覇を成し遂げた。

 雪辱の舞台だった。前回、22年北京五輪では決勝3本の試技でいずれも技を出した際に転倒し、12位だった。「“3コケ”は絶対にしない。攻めて1位を狙っていきたい」と今大会に向けた強い覚悟を口にしていた。

 北京五輪で金メダルに輝いた平野歩が決勝で繰り出し「世界最高難度」と言われた大技「トリプルコーク1440」が、進化を続けるトップ選手のスタンダードになった。平野流は今季ここまで、斜め軸に縦3回転、横4回転する、この大技を2発連続でつなぐ“トリプルコンボ”で勝負してきた。ただ、W杯5戦で表彰台が1度と成績で苦しんきたが、「自信はある。高さと完成度を上げて金メダルを狙えたら」と予選5位で通過したが、表彰台には届かなかった。

 スノーボード以外では無類のサッカー好きだ。「見にこんかなとか思っています。(イタリアセリエAの)ナポリの大好きなケビン・デ・ブライネ選手が見てくれるような滑りを見せたいです」と意気込んでいた通り、大舞台で世界に存在感を示す滑りは見せた。

 ◇平野 流佳(ひらの・るか)2002年3月12日生まれ。大阪市出身の23歳。7歳でスノーボードを始め、17年に全日本選手権を初制覇。W杯は18~19年季から参戦し、通算7勝。22年の北京五輪に初出場し、12位。22~23年からW杯で種目別3制覇中。昨年の世界選手権銀メダル。趣味はサッカー・マンチェスター・シティーの試合観戦。好きなバンドはOfficial髭男dism。

166センチ。

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