◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 男子フリープログラム(13日、ミラノ・アイススケートアリーナ)

 世界王者でショートプログラム(SP)1位のイリア・マリニン(米国)はフリー156・33点、合計264・49点でまさかの8位に終わった。「正直なところ、何が起こったのかまだ理解できていない。

色々な感情が交錯している」とぼう然とした表情で振り返った。

 冒頭の4回転フリップは着氷したが、続く4回転アクセルは回転が抜けたところで、会場がどよめき始めた。その後も4回転ループが2回転になり、4回転のルッツとサルコーで2度転倒した。「4回転の神」の別人のような滑りに、観客からは悲鳴が。マリニンは演技後は両手で顔を覆った。

 23年グランプリシリーズフランス杯から負けなしだった絶対王者のまさかのV逸に、米スポーツ専門局ESPNは「『4回転の神』として知られるアメリカのフィギュアスケート界のセンセーション、イリア・マリニンは、単なる人間であることが判明した」と報じ、演技後のマリニンの「失敗した、正直言って、最初に頭に浮かんだのはそれが全てだった」とのコメントを記した。

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