フィギュアスケート男子で、鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が14日(現地時間13日)、2大会連続となる銀メダルを獲得した。鍵山が3歳から7歳までの幼少期を過ごした富山市にある、富山スケートセンターの上田朝子支配人が、その功績をねぎらった。

 同センターで練習していた頃の鍵山を知る上田さんは、この日早朝からテレビで観戦。「ぜひ金メダルを、と思っていたので残念でしたけど、厳しい状況の中で銀メダルを取ったのはすごい。そして何より、自分よりも佐藤(駿)選手を応援する姿を見て、いい子だなと思った」と声のトーンを上げた。

 同センターには、父で1992年のアルベールビル五輪、94年のリレハンメル五輪男子シングル日本代表の正和コーチが引退後に約4年間勤務。インストラクターだった父に連れられてリンクを訪れていた鍵山について、上田さんは「とにかくチャーミングな子だった。3歳から氷に乗って遊び始めて、5歳ぐらいからマイスーツを着て頑張っていた」と振り返る。

 五輪に2度出場した父譲りの才能には舌を巻いたという。「小学校に入る前なのにアクセルジャンプができていた。足首や膝がとても柔らかかった」と回想した。

 鍵山は、仏アルプス地域で行われる30年冬季五輪を26歳で迎える。上田さんは「ぜひ金メダルを目指して頑張ってもらいたい。今と同じように、きれいなスケーティングを守ってほしい。

思いやりのある子なので、かわいい笑顔もそのまま持ち続けてほしい」とエールを送った。

 鍵山の活躍により、11日朝に行われたショートプログラムの後には普段の1・5倍となる約300人の利用客が詰めかけた。気候が暖かくなるとリンクの来場者は増えにくくなるが、現在も客入りは好調だという。

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