女子生徒にわいせつな動画を送らせ拡散したなどとして、12日に硬式野球部の男子部員2人(17歳と16歳)が児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で書類送検された日大三(東京)は14日、公式サイトに「【お詫び】不適切動画の拡散について」と題した文章を掲載した。

 冒頭で「本校に関して報道されております件につきまして、被害者ならびに関係者の皆様には、多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪。

その後に、「本校は、警察から書類送検の事実を直ちに知らされる立場にはありませんが、捜査が進んでいることは承知していたところであり、報道されていることは概ね事実であると認識しております」と説明した。

 さらに、「未成年同士が加害者と被害者という関係になった事件であり、本校の日頃の教育・指導に足らざるところがあったと受け止め、教育機関としての責任を強く認識しているところです。被害者に対しては、その被害を癒すために本校としてできる限りの支援をして参る所存です」とした。

 また「被害者・加害者の両方ともが、心身の発達の過程にある『こども』であることは異論がないことから、両者の人権を保障し、成長発達を支援していくことが教育機関としての責務であると認識し、本校の責任を果たして参る所存です」とし、性教育を含めた性的な人権についての教育や、通信機器やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の利用のあり方の指導についても「徹底して参る所存です」とした。

 最後には「本件は、加害者のみならず、被害者が存在する事件であり、加害者についての詳細が報じられることにより、被害者が特定されかねないこと、被害内容の詳細が報じられることにより、被害者が二次被害を受けかねないことから、皆様にはご配慮をお願いいたします」と呼びかけた。

 捜査関係者によると、17歳の部員の書類送検容疑は昨年3~6月ごろ、知人の女子生徒に、わいせつな画像や動画を3回にわたり交流サイト(SNS)で送らせ児童ポルノを製造し、動画1点を16歳の部員に提供した疑い。受け取った16歳の部員は同5~10月ごろ、他の複数の部員に動画を送信して提供した疑い。

 同校は甲子園に春夏通じ計40回出場し、夏は2001年と11年、春は1971年に優勝。野球部の活動は当面の間休止している。

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