◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フリースタイルスキー(14日・リビーニョ・エアリアル・モーグルパーク)

 【リビーニョ(イタリア)14日=宮下京香】新種目の女子デュアルモーグルで、今大会モーグル4位の冨高日向子(多摩大ク)は7位に入った。2つ勝って臨んだ準々決勝でモーグル金のエリザベス・レムリー(米国)に敗れた。

「攻めきる、自分らしい滑りができた。(完走できず)最後まで滑り切りたかったので、そこは悔しいが、攻めきった結果。しょうがない」と納得していた。

 強敵相手の準々決勝は「攻めきる」と心に決め、序盤からスピードに乗り、相手にプレッシャーをかけた。「相手強いことは分かっていた。オーバースピードで入ったことで、うまく調整しきれず、コースアウトしてしまった」と金星ならず、敗因を指摘した。

 初出場した22年北京五輪では予選で敗れ、19位。今大会でのメダルを目標に遠藤尚コーチに師事し、課題のエアを克服するなど、この4年間は血のにじむ努力を重ねてきた。「結果的にメダルには届かなかったが、4年間やってきたことは出し切れた大会になったと思います」と成長を示し、胸を張った。

 今後については、今季限りで第一線を退く意向を示した。まだ25歳で、4年後の五輪も目指せる年齢ではあるが「次があると思うとなかなかやりきれない。この五輪で絶対にメダルを取る気持ちになるためにも、この4年で最後のつもりでやってきた。

しっかりやりきれて、今はすっきりした気持ち。悔いはない」とすがすがしく言い切った。

 「モーグルを広めたい」との思いで戦ってきた。エースは「今回のことで今まで知らなかった人にも知ってもらえたかなと思います」。目標のメダルには届かなかったが、確かな成長を証明した夢舞台を胸を張って終えた。

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