◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スピードスケート(14日、ミラノ・スピードスケート競技場)

 【ミラノ(イタリア)14日=富張萌黄】女子団体追い抜き1回戦が行われ、2大会ぶりの金メダル奪還を目指す日本は2分55秒52の全体2位で17日の準決勝進出を決めた。同3位のオランダとの対戦となった。

高木美帆(TOKIOインカラミ)、佐藤綾乃(ANA)、堀川桃香(富士急)の布陣で臨み、1段階目をクリアした。

 持ち前のスピードを生かし、序盤から好タイムでラップを刻んだ。だが、ラスト1周に入った辺りで先頭の高木のスケーティングが乱れた。スタミナが持ち味のカナダに最終周でタイムをかわされ、目標としていた1位通過はならなかった。高木は「1位通過をしたいと思っていたが、それがかなわなかったことには、私の最後の動きの乱れだったり、スピードを落としすぎてしまったところが響いている。スタートや出だしは完璧に入ることができたが、悔しい気持ちがある」とレースを振り返った。

 2番手を滑った佐藤、最後尾の堀川はレース途中で互いの足がぶつかることがあったという。後ろのリズムが合わなかったことによって、プッシュが乱れ、終盤の遅れにつながった。佐藤は「プッシュのフォローができていなかった反省が見られた。美帆さんが崩れてしまうまで、自分の力を出させてしまったことがカナダとの大きな差につながった。4周目以降の私と桃香(堀川)のフォローが大事になる」と次戦以降への改善を急いだ。

 団体追い抜きメンバーとしては初の五輪だった堀川。

課題としていたスタートは事前合宿などで改善。「スタートは今までよりも良かった」とうなずいた。その反面、持ち味のスタミナは生かすことができずラスト1周はきつくなったと振り返る。今大会個人戦で3000メートルにも出場。1戦終えたことで緊張もなくなり、「落ち着いて行けたところがスタートにもつながった」と試合の中で成長を重ねる。

準決勝の相手は強豪オランダに決まった。2大会ぶりの金メダルを目指す上で、通過はマスト。高木は「どこまで最高の滑りができるかは、どこが相手でも変わらない。特に気にしてはいない。強い気持ちで挑みたい」と冷静な口調で語った。

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