◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フリースタイルスキー(15日、リビーニョ・モーグル&エアリアルパーク)

 【リビーニョ(イタリア)15日=宮下京香】五輪新種目の男子デュアルモーグルが行われ、初出場の島川拓也(日本仮設)は、準決勝で敗れて4位だった。12日のモーグル決勝15位の伏兵が、メダル獲得まであと一歩に迫った。

*  *  *

 オフシーズンは所属先の日本仮設で建築資材の販売などを担う営業マン。冬季シーズンについて、当初は会社側と「22年北京五輪までの挑戦」という約束を交わした。だが夢舞台を諦めきれず「あと4年」と会社に懇願し、ミラノ・コルティナ五輪への挑戦を続けてきた。

 「シングルでは攻めきれなかったのが悔やまれたので…泣いても笑っても五輪は最後だったので、攻めて攻めて攻めまくろうという気持ちで。それでもスピードが及ばなかったりもしますが、自分の限界には挑戦できたかなと思います」

 次々と強敵との1対1を制し、準決勝に進出。惜しくもメダル獲得はならなかったが、夢舞台で強気に滑り抜いた。

 「この4年、わがままいって練習させてもらってきたので…次(の五輪)はないかなと思います。次は31歳、その時は体も限界を迎えると思うので、難しいですね」と今季限りで競技生活を退く方針。夢を応援してくれた会社をはじめ、支えてくれた周囲の人々に恩返しの滑りを披露した。

編集部おすすめ