◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード(15日・リビーニョ・スノーパーク)

 【リビーニョ(イタリア)15日=宮下京香】スノーボード女子スロープスタイル(SS)予選が行われ、3大会連続出場の岩渕麗楽(れいら、バートン)は、1回目に73・65点をマークし、4位で決勝に進んだ。「決勝に行けてうれしい気持ちと、2回目のランでうまくいかなかった悔しい気持ちの半々かな」と率直な思いを口にした。

 天候状況により、予選が1日前倒しになった。近年ジャッジの傾向のスタイルに重きを置いたルーティン(技の構成)から変更したという。「急きょ1日練習が減ったので、まず攻めるより、自分が一番自信のある技で、難易度重視でいった。時間が足りなかった」。それでも経験豊富な24歳は、約1年ぶりに出した技もあったという中で、さすがの対応力を見せた。

 また、公式練習で、セクションで技を出した際に顔から着地してしまったといい、右目付近が少し腫れていた。「(見えにくさの)ピークは過ぎたので大丈夫」と笑顔でうなずいた。「これ、やっさん(佐藤コーチ)に殴られたんですよ! うそです(笑)」と軽快に冗談も飛ばしたりと、精神的にもいい状態で臨めているようだ。

 「三度目の正直」を果たす。16歳で初出場した18年平昌大会ではスロープスタイル(SS)で14位、22年北京大会では5位。ビッグエアでは過去2大会連続で4位、今大会では11位。あと一歩のところで五輪の表彰台には手が届いていない。

競技生活20年の節目でもあり、強い思いがにじむ。この種目で世界選手権銅メダリストは「自分がやりたいことに集中して、全力で滑れたらいいな」と悲願をかなえる。

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