◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート ペアショートプログラム(15日、ミラノ・アイススケートアリーナ)

 【ミラノ(イタリア)15日=大谷翔太】ペアのショートプログラム(SP)が行われ、世界チャンピオンの三浦璃来、木原龍一(木下グループ)組が73・11点だった。リフトでまさかのミスがあり、演技終了後、木原は約10秒間、氷上でうなだれて動けなかった。

キスアンドクライに来ても、うつむき、三浦に励まされても、首を振って表情は曇ったままだった。取材エリアでは、三浦は「いつも通りではなかった」と振り返り、木原は「70点台はキープできた。しっかり明日フリー(日本時間17日未明)頑張っていきたい」と前を向いた。

 「りくりゅう」の五輪チャンピオンへの挑戦が始まった。2019年夏にトライアウトを受けてペアを結成し、2人で初出場した22年北京五輪は日本勢初入賞となる7位。翌シーズンはGPファイナル、四大陸選手権、世界選手権を制し、主要国際大会を全て制する「グランドスラム」を達成した。木原の腰のケガなどで苦しんだ時期もあったが、25年世界選手権で2季ぶりV。五輪出場枠を獲得していた。

 今季は昨年12月のGPファイナルで、3季ぶりの優勝。全日本選手権ではSP直前に三浦が左肩を脱臼し、フリーを棄権して状態が懸念されたが「今までで一番強い肩」になって戻ってきた。今大会は、団体でSP、フリーに出場し、共に歴代3位という自己ベストで1位を獲得。かつて日本の弱みと言われていたペア競技で、得点源として日本の銀メダルに貢献した。

 ペアの五輪競技で過去最高成績は「りくりゅう」の7位。木原は高橋成美と組んでいた初出場の14年ソチ五輪から、自身4大会連続出場を果たしていてる。日本史上初の表彰台へ、16日(日本時間17日)のフリーで巻き返す。

編集部おすすめ