◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スピードスケート(15日、ミラノ・スピードスケート競技場)

 女子500メートルが行われ、22年北京五輪銀メダルの高木美帆(TOKIOインカラミ)が37秒27で銅メダルを獲得した。3大会連続メダルの1000メートルに続き、今大会2つ目の銅メダル。

五輪通算メダル数は日本女子史上最多を更新する9個(金2、銀4、銅3)となり、2ケタの大台突破へ前進した。10年バンクーバー五輪男子500メートル銅メダルで、元世界記録保持者の加藤条治氏が解説した。

 * * * * * *

 高木選手はすごいの一言です。前半の組で後ろにプレッシャーをかけられるという状況。さらに同じ組で滑った王選手がいい位置にいて、しっかり背中を追えたという点も含めて、組み合わせとしてもすごく良かったと思います。

 ただ、今回はそこまで500メートルに調子を合わせてきていない中での出場。どこまでできるかというのが見えない状況でしたが、そこで調整できるのが彼女のポテンシャルの高さであり、すごさです。勝ちにいく上で100メートル通過は10秒4台を目標にしていたと聞いていますが、そこにピタリと合わせてきていたので、本人の中では予定通りのレースができたのではないでしょうか。最初のラップタイムを見ても1000メートルの時は26秒96でしたが、今回は26秒87。調子は確実に上がってきていると言えます。

 本命の1500メートルに向けて、500メートルで一度スピードを出せたという点はプラスです。スタートもしっかり出られていて、気持ちの面でも当然上がってきているはず。

自分のやり方を知っている選手なので、このまま進んでいってほしいと思います。(10年バンクーバー五輪男子500メートル銅メダル、元世界記録保持者)

編集部おすすめ