東京映画記者会(スポーツ報知など在京スポーツ7紙で構成)が選ぶ「第68回(2025年度)ブルーリボン賞」の授賞式が17日、都内で行われた。

 時代や背景の異なる3人の女性を力強く演じて主演女優賞に輝いた広瀬すず(27)はデコルテを大きく露出した黒のロングドレスで華やかに登壇。

観客の視線を一身に集めた。

 「ゆきてかへらぬ」では、愛と自我に翻弄(ほんろう)され続ける大正時代の女優を、「遠い山なみの光」では戦後の日本で葛藤を抱く女性を、一緒に仕事をすることを望んでいた脚本家・坂本裕二氏が手掛けた「片思い世界」では、杉咲花(28)、清原果耶(24)ら同世代の女優と共演した。

 “変幻自在”な3つの役での受賞に笑顔でマイクの前に立った「このような素敵な賞をいただき、本当にありがとうございます」と深々と一礼。「去年はいつもより作品を多く皆様にお届けすることできて―。時代の異なる女性たちを(演じて)生き抜いてやるぞ!というのがあって。現場で楽しみながら、もがきながら本当に素敵な作品と現場のスタッフ、共演者の皆様に恵まれて楽しく過ごすことができました」と続けた。

 その上で「ここにいらっしゃる大先輩の方々の背中をこれからも一生懸命追って、頑張ってついていきたいなというそんな時間を過ごさせていただきました。また、ここに戻ってこられるように頑張ります」と笑顔できっぱり。

 司会を務めた昨年主演男優賞の山口馬木也に「3つの役を演じ分けは大変でしたか?」と聞かれると「3作品ともキャストの皆さんと多く話せたので、お話を参考にして、恵まれたキャストの皆様に引っ張っていただいた作品でした」と返答。

 役作りについて聞かれると「すごく時代を意識するというよりは、その女性たちが持っていた信念みたいなものが本当に強い役が多かったので、貫いてやるぞみたいな、ずっとメラメラしていた状態だった気がします」と答えた。

 主演男優賞の妻夫木聡は「宝島」で共演した間柄。その妻夫木に壇上で「すずちゃんはひまわりのような人」と言われると「私は(撮影中)沖縄を行き来していたんですけど、妻夫木さんはずっと沖縄にいらっしゃって。

どんどん背中が小さくなっていって。それはどんどんエネルギーを放出しているという背中で。まっすぐにぶつかってくれるニイニは頼もしかったです」とニッコリ。

 主演男女優賞受賞者が翌年の司会を務めるのが恒例のブルーリボン賞。来年の司会への意気込みを聞かれると隣に立った妻夫木を見ながら「妻夫木さんがいらっしゃるので、頼もしいです。楽しみだし、今から心の準備をしていきます」と笑顔で宣言していた。

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