◆練習試合 DeNA8―3ヤクルト(18日・宜野湾)

 持てる力は出し切った。9回。

育成2年目の広沢優に出番が巡ってきた。前回登板した12日の中日戦(北谷)は1イニングで3安打、自責点1。「1回目よりは気楽にいけました」。最速159キロを誇る右腕をブンブン振った。二ゴロ、中飛であっさり2死を取ると、3人目の古市に投じた初球はこの日最速の155キロを記録。最後は154キロの速球で三ゴロに打ち取った。「3人で抑えられたので結果という部分ではよかったと思います」と静かに振り返った。

 新人の昨季、2軍で26試合に登板して2勝2敗1セーブ、防御率3・76を記録。8月に2軍の月間MVPを受賞して、当時の2軍監督だった池山監督から「ブンブンマル」と刺しゅうされたキャップを贈られた。池山監督といえば、現役時代に「トラさん」の愛称で親しまれた広沢克実氏との「イケトラコンビ」が有名。広沢の好投に指揮官は「150キロを超えるストレートをしっかり投げるので、それを生かして、あとはストライク率になってくると思うし、相手バッターにしっかり勝負して、支配下を勝ち取ってほしいと思います」と期待をかけた。

 「支配下、その先で1軍で戦力になりたいというのはあります」と広沢。

目標を達成すれば、令和の時代に“イケトラコンビ”がよみがえる。

 ◆広沢 優(ひろさわ・ゆう)2001年4月27日、東京都生まれ。24歳。日大三からJFE東日本、四国IL・愛媛と進み、2024年の育成ドラフト2位でヤクルト入り。193センチ、102キロ。右投右打。背番号012。

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