◆フェブラリーS追い切り(2月18日、栗東トレセン)
今年最初のJRA・G1、第43回フェブラリーS(22日、東京)の追い切りが18日、東西トレセンで行われた。チャンピオンズC制覇以来となるダブルハートボンドは、栗東・坂路を単走。
世界に名を広めた名手が手応えを深めた。14日のサウジCでフォーエバーヤングとともに連覇を達成した坂井が、ダブルハートボンドの最終追いにまたがった。栗東・坂路を単走でリズム良く、余力たっぷりに51秒9―12秒3で駆け抜け、「イメージ通りの完璧な追い切りでした」とほおを緩めた。
当初は併せ馬で追い切るプランもあった。僚馬も準備していたが、鞍上と大久保調教師で相談し単走を選択。見届けたトレーナーも「馬の方がハミを取って行く感じだった。前走よりいいのかなと思います」と自信をのぞかせた。
その前走、G1初制覇を飾ったチャンピオンズCの最終追い切り後は「あまり手応えが良くなくて半信半疑だった」と坂井は不安もあったという。当時はJRAレコードで勝ったみやこSから中3週。今回は2か月半ぶりで調整も順調。「完璧」という言葉が出た今回、自信を持ってレースを迎えられる。
額に二つのハート型の流星を宿すように、牝馬らしくかわいい見た目のキズナ産駒。坂井のインスタグラムにもたびたび登場するが、競馬ではJRAで7戦全勝と無類の強さを誇る。「普段はすごく穏やかな馬ですけど、走り出したら結構気の強いところを見せます」と“公私”にわたってのお付き合いで、完全に手の内に入れている。
23年にレモンポップでフェブラリーSを制した鞍上。世界での偉業に続き、今度はG1昇格後では史上初の牝馬Vを狙う。「なんとかその記録に挑戦したいですし、記録に挑戦する資格のある馬だと思うのでいい結果を出せるように頑張りたいです」。信頼する相棒とともに、自身の中央ダートG1騎乗機会5連勝の記録もかかる大一番へ挑む。(松ケ下 純平)



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