B2ベルテックス静岡は19日、青森ワッツ戦(21、22日・カクヒログループスーパーアリーナ)に向けて静岡市内で調整した。PG鍋田隆征(24)が、弟で、青森に特別指定選手として加入したPG鍋田憲伸(21)=法大3年=との兄弟対決に意欲を示した。

 東西最下位対決は、鍋田にとっては、負けられない戦いだ。「対戦はすごく楽しみ」。3つ年下の弟とは、小さい頃から家のゴールでよく一緒にバスケットをした。静岡学園中から系列高に進んだ兄とは違い、弟は静学中から高校バスケ界の名門・福岡大大濠高に進学した。「弟とはよく比べられてきた。周囲から憲伸のお兄ちゃん、と言われたけど、俺(隆征)の弟、なんですよね」と、兄のプライドをのぞかせる。

 大学時代には2度対戦したという。4年生の隆征が率いた国士舘大が、1年生の憲伸のいた法大に2勝した。今回、Bリーグの舞台では初対決。「絶対に負けたくない相手」。同じPGとしてコートに立てば、マッチアップは避けられない。

 今季、途中から青森に加入した弟は、ここまで8試合すべて途中出場ながら1試合平均10・3点をマーク。

今月1日の熊本戦では17得点を挙げた。プレータイムも1試合平均25分7秒で今や、チームの中心的存在だ。「それぐらいやるだろうな、とは思っていた」と、弟の能力を認める兄は「まずは、点を取らせないことを考えたい」と、気を引き締めた。

 森高大ヘッドコーチ(36)も「今の青森の日本人では、一番危険な選手」と、憲伸に警戒を強める。シュート力、攻撃のクリエイト力で攻撃の起点となる弟を止めることが、今節のテーマのひとつだ。

 現在、ベルテックスはチームワーストタイの11連敗中。「チームを勝たせるのが、いいPGの条件。チームの勝利を最優先したい」と、兄が気合を入れる。両親も青森のアリーナで観戦予定。敵地で兄の貫禄を見せて、連敗をストップさせる。

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