俳優の吉沢亮が19日、都内で「第99回 キネマ旬報ベスト・テン」に出席した。

 吉沢は昨年公開された映画「国宝」と「ババンババンバンバンパイア」での演技が評価され、主演男優賞を受賞。

「役者として非常に憧れがあった。栄誉ある賞をいただいて光栄でございます」と喜びをかみ締めた。

 「国宝」の撮影を終えた1か月後に「バババ―」の撮影に入ったといい、「だいぶ長い間『国宝』に全てをささげていたので、最初は『なんで(オファーを)受けちゃった』のかな」と少しばかり後悔したことを告白。一方で「『国宝』で大変な思いをした分、『バババ』が楽しすぎた。自由すぎて結構楽しみながらやらせていただきました」と明かした。

 「国宝」で監督を務めた李相日氏について、俳優仲間から厳しいと聞いていたという。「厳しいは厳しいんですけど、それ以上に愛情深い。我々役者のことを信じてくださって、高い壁を立てて『おまえなら越えられるよね。任せたよ』みたいな」と回想。「怖いという感情はなくて、非常にやりがいを感じた。『絶対にやってやる』と役者冥利(みょうり)に尽きる。素晴らしい経験をさせていただいた」と感謝した。

 歌舞伎独特の振る舞いなど、難しい演技に挫折したことがあったのかを問われると「何度もありました」とポツリ。それでも「監督が黙ってうなずく顔を見てやるしかないなと思いました」と振り返った。

 今後に向けて「作品に出させていただく基準として、いろんなものをやりたいなと。自分が見て楽しい作品をやりたい」と宣言。「ジャンルにとらわれずいろんなことにチャレンジしたいなと思います」と誓っていた。

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