巨人那覇キャンプに19日、沖縄県立沖縄盲学校の生徒6人が訪れた。グラウンドに上がり三塁側ベンチ前で巨人選手たちの打撃練習を見学。

間近で感じる打球音や選手たちのスイングに生徒たちは大興奮で「速すぎる。音がすごい!プロ野球選手ってすごいんだな」と喜んだ。

 同校の生徒が出場するフロアバレーボールの全国大会が今年8月に沖縄で開催。球技をプレーする生徒たちにプロ野球選手の打撃音など“生の音”を体感してもらおうと教師がキャンプ関係者を通じてグラウンド見学を依頼し、実現した。大谷翔平は知っているけど、野球が分からない。ホームランも分からないという生徒たちが多かったが、独自ルールの“野球”を体育の授業で取り入れた。全盲の生徒や、キャッチボールの山なりの途中でボールが見えなくなる弱視の生徒もいる。音の反響が重要になってくるため約20センチの柔らかいボールの中に鈴を入れ、バットも使わず手で打ち返す。守備もアウトを3種類作りみんなでルールを作りあげた。投げる、打つ、捕る、走ると野球の基本の動作を覚え、生徒たちは野球が大好きになった。

 グラウンドでは、目の前でロングティーを行うリチャード、丸、坂本、松本らに「すごい!」「うおぉ!」と感激の声を連発。坂本は生徒たちの元へ訪れ「頑張ってくださいね」と大会出場へ激励の言葉を送った。

「ずっと活躍を見ていた人に声をかけてもらった。本当にうれしかったです」と笑顔満開。門脇とはハイタッチを交わし「手のひらが硬かった。練習をしまくってるんだろうなっていうのが伝わりました」としみじみと話した。その後は抽選会に参加したり、練習後のグラウンドの外野へ入りキャッチボールをしたりと、生徒たちは最後まで大はしゃぎでキャンプを楽しんでいた。

 フロアバレーボールとは、6人制バレーのコートを使い、床上に張られたネット下を転がってくるボールを3打以内で打ち合う全盲や弱視の視覚障がい者と健常者が一緒にプレーできるように考案されている球技。8月の全国大会へ「色んな県から強い人が集まる。レベルの高い試合をするので応援よろしくお願いします」と呼びかけた。

編集部おすすめ