俳優の間宮祥太朗(32)が、6月7日開幕の舞台「カッコーの巣の上で」(演出・松尾スズキ)で主演することが19日、分かった。

 原作は米国人作家ケン・キージーの同名小説で、1960年代の精神病院を舞台に起こる人間模様が描かれ、75年にジャック・ニコルソン主演で映画化。

翌年の米アカデミー賞で主要5部門を独占した不朽の名作だ。63年にブロードウェーで舞台化され、日本でもたびたび上演されてきた。

 間宮が演じるのは主人公の陽気で型破りな青年・マクマーフィー。精神異常のふりをして入院し、患者たちに人間としての自由や権利を提示していく。病棟で出会う吃音(きつおん)の青年・ビリーを坂東龍汰(28)、医師のスパイビィを皆川猿時(55)、院内の監視・統制する看護婦長ラチェッドを江口のりこ(45)が演じる。

 間宮は「『カッコーの巣の上で』を松尾スズキさんが演出する、これを聞いただけでもうドキドキするには充分過ぎました」と、2022年の「ツダマンの世界」以来の再タッグに興奮。「強烈な個性が散らばった舞台上で、どのようなドライブを感じられるのか」と胸を躍らせる。

 同作を初演出する松尾は映画のファンだったそう。「自由を体現するトリックスター『マクマーフィー』を誇張なく演じるなら、間宮君がぴったり」と太鼓判を押した。

 公演は6月7日~29日まで東京・渋谷のPARCO劇場で上演。7月4日から愛媛、大阪、福岡、宮城を回る。

 〇…共演陣との演技合戦にも期待だ。

間宮と対峙(たいじ)する役どころの江口は「この映画を初めて観(み)たとき、人間が怖くなって眠れませんでした」。主人公と心を通わせる患者役の坂東は「笑いとシリアスのバランスを模索しながら、ビリーという役を生き抜けたら」と意気込む。皆川はジャック・ニコルソンに苦手意識があったそうで「私にとっちゃ、とっつきにくい名作」というが「間宮くんも江口さんも坂東くんも、とっつきやすい人だから、ひとまず安心」と笑った。

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