全国的な中学受験がほぼ、終了した。年明けからは追い込みをかけるべくリュックにお弁当を手にした小学生が通塾する姿が見受けられた。

希望の進路に進めた子やそうでなかった家庭もあるが、受験期の生活実態やお悩みはどんなものだったのだろうか。

 株式会社feileBが展開するオーガニックサプリメントブランド「レピールオーガニックス」が、中学受験を経験した子どもを持つ保護者364名を対象に「中学受験期の生活実態や悩み」に関するアンケート調査を実施した。通塾による「深夜に及ぶ学習」や「遅い時間の食事」といった生活リズムの変化を余儀なくされることによる、睡眠・食事・メンタルといった「生活の土台」をどう支えるかに、多くの保護者が向き合っていた実態が浮かび上がった。

■ 中学受験期、9割以上の保護者が「学習以外」の悩みに直面

Q中学受験期に、保護者として悩みを感じたこと(複数回答/n=364)

※複数回答のため、合計は100%を超えます

勉強量と生活習慣(睡眠・食事)のバランス:62.4%

塾や習い事で帰宅時間が遅くなること:57.7%

睡眠時間の確保:58.5%

子どもの体調管理:60.7%

子どものメンタル・ストレスへの配慮:60.4%

親がどこまで関わるべきか(口出し・見守り):50.0%

食事の準備や食べる時間:38.7%

習い事を続けるか/やめるかの判断:32.1%

家庭の雰囲気がピリピリすること:24.2%

特に悩みはなかった:1.4%

その他:0.5%

 「中学受験期に、保護者として悩みを感じたこと(複数回答)」を聞いたところ、9割以上の保護者が「学習以外の点」で何らかの悩みを抱えていたことが分かった。最も多かったのは「勉強量と生活習慣(睡眠・食事)のバランス」(62.4%)で、続いて「子どもの体調管理」(60.7%)、「子どものメンタル・ストレスへの配慮」(60.4%)が僅差で並んだ。この結果から、中学受験期の保護者は成績や学力そのもの以上に、子どもの心身のコンディションをどう保つかに最も頭を悩ませている実態がうかがえた。

■ 「最も大きな悩み」は学力ではなく、子どもの“心身のケア”

Q最も悩みが大きかったもの(単一回答)

子どものメンタル・ストレスへの配慮:20.1%

勉強量と生活習慣(睡眠・食事)のバランス:19.5%

子どもの体調管理:17.3%

親がどこまで関わるべきか(口出し・見守り):14.8%

塾や習い事で帰宅時間が遅くなること:9.1%

睡眠時間の確保:7.7%

習い事を続けるか/やめるかの判断:3.8%

食事の準備や食べる時間:3.3%

家庭の雰囲気がピリピリすること:3.0%

特に悩みはなかった:1.4%

 さらに、前問で選んだ項目の中から「最も大きな悩み」を一つに絞ってもらったところ、

「子どものメンタル・ストレスへの配慮」(20.1%)と「勉強量と生活習慣のバランス」(19.5%)が他の悩みを上回る結果となった。学力や学習内容そのものではなく、心身の負荷や生活リズムの乱れが、保護者にとって最大の不安要因となっていることが明らになった。中学受験が、子どもだけでなく、家庭全体にとっても“コンディション管理が問われる期間”であることが浮き彫りにもなった。

■ 塾がある日の夕食タイミング、「帰宅後」が1位

Q塾がある日の夕食の取り方(単一回答)

帰宅後に家で夕食:33.8%

塾の前・帰宅後に分けて食べさせていた:21.2%

塾の前に家で夕食:17.6%

お弁当を持参(塾弁):14.0%

日によってバラバラだった:6.6%

塾へ通わなかった:4.4%

コンビニ・外食:1.4%

その他:1.6%

 中学受験=「塾弁」というイメージがある一方で、実際に最も多かったのは「帰宅後に家で夕食を食べる」(33.8%)だった。また、「塾の前と帰宅後に分けて食べる」「塾の前に軽く食べる」といった、工夫をしている家庭が全体の約4割に。受験期の夕食は、画一的なスタイルではなく、状況に合わせて工夫されている実態が見えた一方で、「生活習慣のバランス」に悩みを抱えていた保護者が多いことから、帰宅後の遅い時間の夕食となってしまうことが、最良の選択ではなく余儀なくされている状況も見て取れた。

■ 夕食は20時以降が35%と遅めの傾向に

Q受験期の平日の夕食時間帯(単一回答)

18時以前:9.9%

18時台:19.0%

19時台:23.1%

20時台:18.7%

21時以降:16.5%

覚えていない/日によって違う:12.9%

 平日の夕食時間は、19時台が23.1%と1位なものの、20時以降を合算すると35.2%となった。一方で、「日によって違う」「18時以前」も一定数おり、家庭の方針や通塾状況によって様々である実態が見えた。

■ 就寝時間は23時台が最多。睡眠時間の短さが課題に

Q受験期のお子さまの就寝時間(単一回答)

21時以前:1.4%

21時台:7.4%

22時台:35.4%

23時台:39.3%

24時以降:9.6%

覚えていない/日によって違う:6.9%

 ボリュームゾーンは23時台(39.3%)、22時台(35.4%)。8割強の受験生が、22時以降に就寝していた結果となった。また、24時以降という回答も約1割みられ、中学受験期では小学生に必要な睡眠時間が十分にとれていない可能性を示唆した。

■ 「やってよかったこと」上位は、学習よりも“体調・生活・メンタル”

Q受験に向けて、やってよかったと思うこと(複数回答/n=364)

※複数回答のため、合計は100%を超えます

子どもの体調管理に気を配った:51.4%

生活リズム(睡眠・起床)を意識した:45.3%

メンタル面のケアを意識した:41.8%

食事や栄養面に気を配った:39.3%

親が積極的に関わった(予定管理など):20.3%

習い事や予定を整理した:21.4%

学習環境を整えた:21.4%

親が干渉しなかった:14.6%

特にない:6.0%

 「やってよかったこと」の上位には、学習内容や勉強量そのものではなく、日常生活を整える行動が並んだ。学習のサポート以上に、体調・睡眠・食事・メンタルといった“生活の土台づくり“が、結果的に受験を支えたと感じている保護者が多いことが分かる。

◼️後悔として多く挙がったのは「親の関わり方」

Q 逆に、やっておけばよかったと思うこと(複数回答/n=364)

※複数回答のため、合計は100%を超えます

親の関わり方の見直し:26.9%

学習環境の見直し:22.0%

睡眠管理:16.8%

メンタルケア:14.0%

食事や栄養面への配慮:13.2%

習い事や遊びのバランス:12.6%

体調管理:6.3%

特にない:28.6%

その他:1.4%

 一方で、「やっておけばよかったこと」として多く挙がったのは「親の関わり方の見直し」(26.9%)だった。

 厳しく管理するべきか、任せるべきか――正解が見えにくい中で試行錯誤していた保護者の葛藤がうかがえる。また、「睡眠管理」(16.8%)や「食事や栄養面への配慮」(13.2%)など、生活面に関する項目も一定数挙がっており、当時は精一杯だったものの、振り返ると生活リズムや心身のコンディション面に改善の余地があったと感じている保護者が多いことが読み取れる。

◼️これから中学受験を迎える保護者へ

 中学受験を終えた保護者に、これから受験を迎える家庭に向けて、アドバイスや「もっと早くやっておけばよかったこと」を尋ねたところ、学習に関する内容よりも、親の関わり方や生活面の支え方に関する声が多く寄せられた。

特に、「親はあくまでもサポート」「子どもに寄り添う」「子どもを信じる」「見守る」というキーワードが目立ち、親子の良好な関係構築が成功につながったという声が多く見られた。一方、後悔したこととして多く見られたのは「もっと早くから行動すればよかった」という声だ。受験を決めるのが遅ければ遅いほど、習い事との兼ね合いや、子どもにあった塾・受験校選びなど、学習に集中できる環境が整いにくくなるといった声が目立った。

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