ミラノ・コルティナ五輪でフィギュアスケート女子・坂本花織(シスメックス)が、2022年北京大会の銅メダルに続き、2大会連続表彰台となる銀メダルを獲得した。坂本がライバルかつ親友で、北京五輪団体銀メダリストの樋口新葉と通った東京・千駄ヶ谷の紅茶店「モンマスティー千駄ヶ谷」の代表取締役・柏井慶一さん(67)が20日、スポーツ報知の取材に応じた。

 柏井さんは今季限りで引退を表明している坂本と樋口に向け「お前らは俺にとって金メダルだ!」と力を込めた。同店は樋口の練習拠点・明治神宮外苑アイススケート場から徒歩10分にあり、樋口が約10年前から通う名店。坂本は樋口の紹介で、北京五輪後から都内で大会があった時などに訪れていたという。2人が頼むのは、甘いミルクティーの「モンマスティー」(Mサイズ=480円、Lサイズ=520円)。「性格的には反対。底抜けに明るい花織ちゃんと理知的で思慮深い新葉ちゃん」と説明し「ワーワー騒いでいる普通の25歳の女の子たちですよ。キャッキャッしてます。スケートの話は一切しなくて、僕もしません。『頑張れ』とか言ったことないです。冗談で『金メダル取れ』って言ったことありますけど」。同店で坂本と樋口は心地いい時間を過ごしたようだ。

 今大会で1番感動したシーンに、団体戦で男子フリーを滑り、2位が確定したことに衝撃を受けていた佐藤駿を「かっこよかったで!」と激励した坂本の一言を挙げた。

「佐藤選手の居場所を作ってあげたと思いました。無邪気なところがある彼女の独特な優しさですよね。僕も20年お店をやって、心の居場所をお客さんにあげようと思っていたので、同じことを花織ちゃんがやっていると感じました」と振り返った。

 坂本は来月に世界選手権(プラハ)を控え、樋口は高橋大輔プロデュース「滑走屋~第二巻~」(3月19日~22日)に参加する。長年、フィギュアスケート界をリードし続けた2人にむけ「『お疲れ さま』しかないです。あの子たちは4歳からずっとスケートをやっている。朝練、夜練もやって、僕は敬意を持っています。結果よりもコツコツやってきたことがすごいと思います」とねぎらった。

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