いびき治療を受けた人の多くが効果を実感しているものの、その効果の持続性や治療法選択に不安や後悔を感じるケースが少なくないことが、最新の調査で明らかになった。医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニックが、全国の20~60代の男女300名を対象に「いびき治療の効果と満足度に関する調査」を実施し、その結果をまとめた。

 調査では、いびき治療を実際に受けた人の83.0%が「効果を実感した」と回答し、治療そのものに一定の満足感があることが分かった。レーザー治療やCPAP療法、マウスピース療法など複数の治療法を経験した人の感想として、「睡眠の質が良くなった」「家族や同居者からいびきが減ったと評価された」といったポジティブな意見が寄せられている。

 しかし一方で、62.3%が「効果の持続性に不安を感じる」と回答し、効果が一時的であると感じる人が多いことも浮き彫りになった。特にレーザー治療については、1~2年ほどで効果が弱まることもあり、再施術を検討せざるを得ないケースもあるという。また、「効果がすぐに薄れてしまい、元の状態に戻ったように感じる」といった意見も少なくなかった。

 さらに、治療法の選択に「後悔した」と答えた人は約4人に1人(26.7%)に上った。後悔の理由としては、「事前に情報収集が不十分だった」「複数の治療法を比較検討しなかった」といった声が多く、選択時の判断材料不足が満足度を下げる一因となっていることが示唆された。調査対象者の約半数(47.3%)が「治療前に最も知りたかった情報は効果の持続期間」と答えており、持続性への関心の高さがうかがえる。

 また、治療にかかる通院回数や費用への関心も高く、治療前に「通院回数や総額費用を知りたかった」との回答も多かった。調査では約6割が3回以下の通院で治療を完了したが、2割以上は5回以上通院しており、重症度や選んだ治療法によって負担が変わることも明らかになった。

 今回の調査結果を踏まえ、専門医からは「治療法選択時には効果の持続性や通院回数、費用面を含めて十分な情報収集を行い、生活スタイルに合った治療法を選ぶことが重要」とのコメントが出ている。いびき治療を検討する際には、単に“即効性”に注目するのではなく、長期的な視点での選択が満足度向上につながるという点が改めて示された。

編集部おすすめ