第174回芥川賞、直木賞の贈呈式が20日に都内で行われ、直木賞を受賞した「カフェーの帰り道」の島津輝さん(56)と、芥川賞の「時の家」の鳥山まことさん(33)、「叫び」の畠山丑雄さん(33)にそれぞれ正賞の時計と副賞の賞金が贈呈された。

 あいさつに立った島津さんは「賞はまだ早いのではないかと思っていましたが、この場に両親を呼ぶことができて、親孝行が間に合って良かったと思っています」とほっとした表情。

歴代担当者の名前を挙げつつ「いま冬季五輪が行われていますが、選手の『周囲の支えに感謝』は慣用句として聞き流していました。でも今は、心の底からの言葉なんだなと実感しています」と金メダル級の笑顔を見せた。最後は「小説に疎いポジションを崩さないまま創作活動を支えてくれるマイ・ラビング・ハズバンドにも最大限の感謝をさせていただきたい」。やや照れながら、夫との仲の良さをにじみ出る言葉でスピーチを締めていた。

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