◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フリースタイルスキー(20日・リビーニョ・スノーパーク)

 【リビーニョ(イタリア)20日=ペン・宮下京香】 女子スキークロスが行われ、34歳・向川(むこうがわ)桜子(富士フイルムBI秋田)が1回戦の6組4着で敗退した。「この舞台に立って、無事にゴールできたことがうれしく思う。

ホッとしています。皆様の応援を力に変えて最後まで諦めずに滑り切ることは、アルペン時代から信じてきたこと。(生きざまを)見せられたと思います」とすがすがしい表情で胸を張った。

 秋田・横手市出身の34歳で、22年北京五輪にはアルペンスキー代表で出場した。アルペン大回転31位、回転は35位だった。ミラノ・コルティナ五輪出場に向けては、海外選手で前例があること、日本人では異例の挑戦になることを理由に、スキークロスで2度目の五輪を目指した。前回の五輪では家族が現地応援できなかったが、今回は「楽しんでね」と背中を押され、スタート位置に立った。「家族に初めて大舞台を見せることができた。少しは親孝行できたかな」と笑顔を見せた。

 2種目で五輪出場という異例の挑戦を終え「まさか自分が2回も五輪に来られるなんて思わなかった。もうおなかいっぱいかな。今は最後まで競技をやりきれたという思いが強い」と心境を明かした。

今後については具体的にはまだ決まっていないが、五輪で得た経験を胸に「地元や子供たちに貢献はしていきたいなと思います」と見据えた。

編集部おすすめ