◆2、3軍紅白戦 紅組2―1白組=特別ルール6回まで=(21日・ひむか)

 巨人の育成・鈴木大和外野手(26)が21日、今キャンプ2度目の2、3軍紅白戦で1安打1盗塁の活躍を見せた。

 紅組の「1番・中堅」で先発出場。

1点を追う4回先頭で左前打を放ち出塁すると、見せ場がやってきた。「試合前から隙があったらいこうと決めていた。まずはスタートを切れたことが一番」と、積極的に二盗を仕掛け成功。その後は三盗も敢行(打者が打ったため記録は遊ゴロ)し、持ち味の足を存分にアピールした。15日の紅白戦では二盗に失敗。「嫌なイメージがあって怖さもあった。でも、びびっている暇なんてない」と、勇気を持ってトライした。

 スタートを切れる裏付けがあった。紅白戦のスタメンはこの日の朝に発表。当然、登板の可能性がある投手も告知される。「こっち(ひむか)に来るバスの中で癖や傾向を見てきた。全部のピッチャーを見ていたので、そこはスタートを切れた一つの要因」と胸を張る。

車中で過ごす時間は人それぞれ。準備に使った時間は結果につながった。

 会田3軍監督は「無難はダメ。リスクを取らないと目立てないから『迷ったらリスクのある方を選べ』と選手には言った。大和は本当にいいアピールをしてくれたし、いつ2軍に呼ばれてもいい準備をしてくれている」と目を細めた。

 鈴木大は50メートル走5秒79の俊足と、堅実な守備が持ち味。4年目の昨季は6月9日に支配下昇格を勝ち取り、同13日に1軍へ昇格した。代走で4試合に出場したが、今季は育成契約で再出発。1月には「育成からのスタートなので、本当に結果を残さなければクビだと思う。悔いのないように全力でやりたい」と語り、強い決意でキャンプに臨んだ。「僕の場合は足の部分で尖(とが)らないと。そこが一番だと思うので、どんどんアピールしていけたら」と、自慢の足に磨きをかける。

編集部おすすめ