◆オープン戦 巨人1―3ヤクルト(21日・那覇)

 やっと笑えた。オープン戦の初戦を制し、対外試合4試合目にしての初勝利。

ヤクルト・池山隆寛監督は試合後、「オープン戦とはいえやはり勝ちは気持ちがいい。お客さんも入っていて、応援の中、ゾクゾクした感じを受けた。うれしい限りです」と表情をほころばせた。

 初登板の新戦力が躍動した。前中日の右腕・ウォルターズが先発で2回を投げて被安打2、3奪三振。2回、一塁・オスナの失策もからんで1点を失ったが自責点はなし。最速156キロの速急を軸に長打を許さなかった。「オープン戦一発目の先発に当てていますので、その軸になってもらえるように。投手コーチの意図もあると思う」と指揮官。セットアッパー、抑えに期待する左腕・キハダ、右腕・リランソも150キロ超のパワーピッチングでそれぞれ1イニングを被安打0で無失点。「無事、エンジンが始動しましたんで」とチームスローガンの「燕心(エンジン)全開」にかけて好発進に胸をなでおろした。

 山田が左腹斜筋肉離れ、ドラフト1位の松下(法大)が左太もも裏筋損傷、同6位の石井(NTT東日本)が左太もも裏肉離れ、内山と並木が左脇腹の張りで1軍のキャンプを離れるなど故障者が続出。

指揮官は「これ以上けが人が出ないように」と19日の練習前にグラウンドに清めの塩をまいたが、この日の三塁側ベンチの2か所に塩を持って安全を祈った。離脱者が相次ぐ中、5回には先頭の武岡が右翼線三塁打を放つと、丸山和が右翼線へ同点の三塁打を放ち1死後、伊藤の右前適時打で勝ち越した。若手のアピールに「どんどん与えられたチャンスをモノにしてもらいたい」と池山監督。ピンチをチャンスに。シーズンへ向けて選手層を厚くしていく。

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