WEST報知では「Ho!ットルーキーズ」と題して、各競技の新人を随時紹介する。今回は、J1京都の下部組織からトップチームに昇格したFW酒井滉生(こう、18)をピックアップする。

本拠「サンガスタジアム by KYOCERA」(サンガS)がある京都・亀岡市出身。6日に開幕した特別大会「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」で、地元への恩返しとなるプロ初出場と初ゴールを目指す。

 京都で生まれ育った酒井が、昨季J1で過去最高の3位に入った地元クラブで猛アピールを続けている。実戦練習では果敢に相手守備の裏へ抜け出してチャンスをつくり出し、守備では前線から激しくボールを奪いにいく。「家族や多くの人に支えてもらった。試合に出て、活躍して恩返しすると決めている」と意気込んだ。

 酒井の昇格を決めた大熊清GM(61)は「彼はスカウトされたのではなく、自ら(京都U―15の)セレクションを受け、ここまで来た。フィジカルもメンタルもいい」と“雑草魂”を高く評価。将来の主力候補だ。

 現在、立命館宇治高3年。京都と京セラ、学校法人立命館の3者が、文武両道でサッカーのトッププロを育成する「スカラーアスリートプロジェクト(SAP)」で学んだ。「学校、練習場、寮が近い距離なので、時間をうまく使ってトレーニングできた」と笑顔。

同じSAPで育ったMF川崎颯太(24)は昨夏、ドイツ1部マインツに期限付き移籍した。SAP出身で同僚のMF奥川雅也もオーストリアやドイツでプレーした。酒井は「自分も京都から海外挑戦し、日本代表になりたい」と目を輝かせた。

 京都U―15時代はサンガSでJリーグをよく観戦した。当時、京都に在籍した元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカがゴールを量産する姿が目に焼き付いている。「自分もボールを持ったら期待される選手になる。早くあのピッチに立ち、得点し、サンガに貢献したい」。プロ初出場、初ゴール、そしてその先の景色へ―。18歳の挑戦は始まったばかりだ。(田村 龍一)

 ◆酒井 滉生(さかい・こう)2007年10月7日、京都・亀岡市生まれ。18歳。小学1年時に城西曽我部サッカークラブで競技を始め、5年時から園部FCでプレー。

京都U―15、同U―18を経てトップチーム昇格。背番号29。171センチ、67キロ。利き足は右。

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