◆オープン戦 巨人1―3ヤクルト(21日・那覇) 

 巨人の戸郷翔征投手(25)が21日、ブルペンで“阿部塾”に入門して熱血指導を受けた。出力を上げるべくフォームを調整中の右腕。

指揮官の直接指導で自信を取り戻した。

 伝えられたのは斬新な提案だった。「大胆に出力を上げて、シュートしてもいいんじゃないか」。これまで、力強い球を投げようと無意識のうちにリリースポイントが上昇。本来はシュート回転を持ち味の一つとしていたが、球の精度を気にするがあまり、魅力を生かしきれなくなっていた。

 この日のブルペンでは指揮官の助言を受け、ダイナミックにリリースポイントを調整。肘を下げるような感覚で投球を続け、後半にはうなるような直球を連発した。「腕の振りがすごくよくて、いい角度だった。本当に久しぶりにいいブルペンだったんじゃないかと思います」。球を受けた柳ブルペン捕手も「よくなっていると思います」と、充実の52球にうなずいた。

 監督は「何か、いいきっかけをつかんでほしいので見に行った。きょうはちょっと吹っ切れて投げられていたなと。

誰にでも壁はある。そこをどう乗り越えるかが大事」とエールを送った。必死に自分と向き合う背番号20に、明るい光が差し込んだ。(北村 優衣)

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