◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート エキシビション(21日、ミラノ・アイススケートアリーナ)

 フィギュアスケートのフィナーレを飾るエキシビションが行われ、女子シングルで6位だったロシア出身のアデリア・ペトロシャン(AIN)が「Waka Waka」を披露した。

 金色のきらびやかな衣装で登場。

アップテンポな力強い曲調に乗り、3回転フリップを着氷。キレあるしなやかな踊りを見せ、最後の決めポーズでは尻もちを付くような格好となったが、大歓声を浴びて笑顔で応えた。

 ロシアのウクライナ侵攻により、個人の中立選手として出場した今大会。ペトロシャンは、ショートプログラム5位、フリー5位で総合6位だった。フリーでは、4回転トウループに果敢に挑戦。214・53点と存在感を発揮した。

 ロシア出身のAINで出場した男子のグメンニクも6位に終わり“フィギュア大国”は、旧ソ連時代の1960年スコーバレー大会以来、66年ぶりに表彰台に立つことができなかった。演技後には「責任は自分にある。ロシアに帰りにくい」などと語っていたが、SP、フリーともに演技では会場から大きな歓声と拍手が送られていた。

 競技が終わってから2日。結果に対する気持ちに変化はあったかと聞かれると「今のところ変わっていません。ただ、少しずつ気分は良くなってきているし、起きていることに対してより冷静に向き合えるようになっています。

今は一息ついて、また活動を続けていくつもりです」と語った。

 エキシビ演技のラストは笑いながら尻餅。「 あれは予想外でした(笑)。本当はただ膝をついて座るはずだったんですけど、お尻からドスンと座っちゃって。まあ、座ったことには変わりないし、面白かったからいいかなって」とおどけた。

 今回のエキシビションは「ワンダーウーマン」の衣装。深紅の衣装で舞ったフリーとは明るいイメージに。

 AIN選手として出場した五輪。 「人生で最も大きな舞台を終えて、どんな経験を得たと思うか」と聞かれると「 自分の内面的な状態を分析することを学びたいです。もっと冷静に、もっと喜びを持って物事に取り組めるようになりたい。この経験が将来、氷の上でエッジを一蹴りするたびに、一歩一歩を楽しめるようになる手助けになればいいなと思っています」と語った。

 

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