◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート エキシビション(21日、ミラノ・アイススケートアリーナ)

 フィギュアスケートのフィナーレを飾るエキシビションが行われ、男子で初五輪を8位で終えたイリア・マリン(米国)が「FEAR」を演じた。

 アイスリンク側のクッションに座り、ジーンズのようなパンツとパーカーというラフな装いで登場。

4回転トウループを着氷させると、3回転ルッツに“代名詞”のバックフリップも披露。リンクを広く使ったステップ、背中を大きく反ってのイナバウアーもみせた。演技直後は、大歓声を浴びるとしばらく上を見上げ、感極まった様子で両手で顔を覆った。万感の様子で、最後は笑顔で手を振ってファンに応えた。

 世界王者として初めての五輪に臨んだマリニンは、団体でSP、フリーともに出場し、米国の2連覇に貢献。個人戦ではSP1位発進と力を見せたが、フリーではジャンプで崩れてまさかの15位。優勝候補だったが総合8位の五輪デビューとなっていた。試合後、自身のSNSでは誹謗中傷に苦しんでいることも示唆していたが、この日は圧巻の滑り。鳴り止まぬ歓声と拍手に笑顔が戻っていた。

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