◆オープン戦 中日0―3巨人(22日・北谷)

 巨人のドラフト1位・竹丸和幸投手(23)=鷺宮製作所=が22日、初のオープン戦で0封デビューを飾った。中日相手に2回を投げて無安打無失点、1四球3奪三振。

対外試合は15日の広島との練習試合と合わせ2戦無失点。11日の紅白戦も含めれば実戦は3登板、5イニング連続無失点となった。「ゼロで終わりたいというのは毎イニング思っている。ここまでいい感じで来ている」と手応えをにじませた。

 真っ向勝負で挑んだ。7回から4番手で出番がやってきた。2点リードで迎えた8回1死。石川昂へのフルカウントから真ん中やや高めに投じた148キロの直球で、まともなスイングをさせなかった。若き大砲をボテボテの投ゴロに打ち取っても、表情はいつもと変わらない。圧巻の28球に「打者としっかり勝負できた。そこは良かったかな」と笑みを見せた。

 直球の威力は抜群だった。

この日はプロ入り後最速タイとなる149キロを記録。「真っすぐがすごく走っていた」と7回には147キロで味谷を3球三振に、8回には花田を146キロで空振り三振に仕留めた。コンスタントに強い球を投げ込み、ストレートの平均球速は146・8キロ。杉内投手チーフコーチも「球に威力があった」と評価した。

 コントロールの良さも際立った。広島戦では打者7人と対戦し、そのうち3人への初球がボール。登板後には「ボール先行になってしまった」と課題を挙げていた。その後の1週間は、ブルペンでボール球を続けないように徹底した。この日は7人の打者と対戦し、初球ボールは1人だけ。地道な練習を実らせた。阿部監督も「(ゾーンで勝負という)テーマができていたので良かった」と目を細めた。

 北谷の慣れないマウンドにも「特に嫌な感じだったり、気になることもなかった」と対応力の高さを見せた。

それでも、1つだけ出した四球に「決め球の精度がまだまだ。それを修正して次回の登板に向けてやっていきたい」と次なる舞台を見据えた。開幕ローテのイスに向け、期待のルーキーが、着々と前に進んでいる。(北村 優衣)

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