◆報知新聞社後援 第14回大阪マラソン (22日、大阪府庁前スタート、大阪城公園内ゴール=42・195キロ)

 大阪マラソンが開催され、元プロ野球・阪神の原口文仁さん(33)が初マラソンを5時間24分17秒で完走した。原口さんは、19年1月に進行程度「ステージ3b」の大腸がんと診断された。

手術を受けたのち、同年6月に1軍復帰。昨年、16年にわたる現役生活にピリオドを打った。

 人生の再出発として挑んだ大阪マラソン。大病を克服し、虎党に愛された男は「高校(帝京)野球の練習よりきつかった。沿道や一緒に走った人たちが声援を送ってくれて完走できた。一人だったら走り切れない」と感謝。ファンの人に顔が見えるように、サングラスと帽子を着けずに走った。コース途中の御堂筋では、優勝パレードを思い出したと明かした原口さんは「約2万人には感謝を伝えられたかな」と汗をぬぐった。

 現役時代と同様、ランナーとしても家族の支えが力になった。この日は3人の子どもたちが応援メッセージを書いたシューズを履いて臨んだ。ゴール後には、子どもたちのお手製メダルを首にかけ「まさか3つも用意してくれているとは。うれしいですね」と、すっかりパパに戻り、優しい笑みを浮かべていた。

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