歌手の大黒摩季が23日、公式インスタグラムを更新し、17日に急逝したロックバンド「LUNA SEA」のドラムス・真矢さん(享年56)を追悼した。SUGIZOから一報をもらい、悲報に接した。

大黒は2000字以上でありのままの思いをつづった。

 「感謝するのは私のほう。真矢くんがいなかったら、今の大黒摩季のライブはなかった。成長&進化しようと、毎回コースレコードをお互い更新しようと、切磋琢磨(せっさたくま)し続けるなんて面倒くさいことに挑まなかった。あらゆるピンチの時だって、ドラムでお客様を惹(ひ)きつけて、私に再生の時間を与えてくれた『歌手・大黒摩季』の命の恩人。言ってみれば、私はLUNA SEAのスピンオフ」

 2000年代、大黒のバンマスを務めた武部聡志氏から紹介をうけて出会い、LUNA SEAが復活するまで「大黒摩季サウンド」の要になった。

 2人は同い年で、互いに根っこがシャイ。「めっぽう明るく見せながら、ものすごくナイーブで、真面目で人に見せるキャラと根っこの自分が時々ケンカする、どこか私と似ている気がした。懐かしい写真を見てると、まるで兄弟みたい」と回想。「言葉なしに、リズムでシンクロしたね。その頃は私も(所属事務所の)Beingを出て独立し、後ろ盾のない、所謂(いわゆる)業界の洗礼を受け、向かい風に突っ込んでは、心も体も全身打撲みたいな。その上、最愛の父が逝って、すぐに母も脳出血で半身麻痺(まひ)。

三重苦どころではない五重苦に、涙も出ないほど辛(つら)い時期だった」と明かした。

 「今、ベランダで春風に吹かれながら、真矢くんの写真をアルバムに移してると、涙も想(おも)いも込み上げて私みたい家族もない。子供も失えるものさえない者が生きていて、真矢くんみたいに愛するものも野望もたくさんあって、生きたくて闘ってる人が召されるのか、神様なんていない。いたとしても酷(ひど)すぎる。本当に代わってあげたかった」

 急逝した大黒さんの実弟や真矢さんのマネジャー、妻の石黒彩さんへの思いもつづった。

 その上で、大黒は「生きてるだけで丸儲(もう)けとはいうけれど、生きてることがこんなに辛いなんて思いもしなかった」と吐露した。現実を受け入れられない葛藤を自分なりに整理し、最後はこうつづった。

 「戦友よ、まずは安らかに眠れ。目覚めたら、まずは愛しい家族、そして、アズ、LUNA SEAとSLAVEの皆さんに、真矢くんらしい明るく朗らかな光でこの先の道を照らしてあげて。皆様も、どうか真矢くんの大好きなところ、愛してやまないところ天に向かって語ってあげてください。照れながら絶対に喜ぶから」と呼びかけ。「私もお線香5本分、愛を語りました。

大黒摩季、大黒組。真矢くんに照らしてもらった全てを代表して、胸いっぱいの敬愛と感謝を込めて最大級のご冥福をお祈りします」と別れを惜しんだ。

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