3月21日より落語協会の真打ちに昇進する、柳家圭花改め2代目華形家八百八(柳家花緑門下)、三遊亭ふう丈改め2代目三遊亭円丈(三遊亭天どん門下)、柳家小はぜ改め3代目柳家小はん(柳家はん治)、三遊亭伊織改め歌奈女(三遊亭歌武蔵門下)、入船辰乃助改め8代目船遊亭扇歌(入船亭扇辰)が24日、都内で披露会見を行った。21年に亡くなり、“新作落語の雄”と知られた師匠の名を継ぐ円丈は「円丈を返上しないように、一生懸命に精進して参ります」と意気込んだ。

 1984年、熊本県生まれ。2011年に入門し、16年5月に二ツ目昇進した。22年2月、先代・円丈の死去を受けて、兄弟子・天どん門下へ。師匠との別れを経験した苦労人は「私が落語家としていられるのは天どんのおかげだと、切に心から思っています。師匠に拾ってもらえなければ、ここにいません。『預かって下さい』と言った時、すぐに引き受けていただいた。感謝しております」と語った。円丈襲名は自ら志願した。「師匠は新作を作って挑戦してきた。私もそれを尊敬しております。この名前を継ぐことは新作を作って挑戦する使命を持っていると思います」と力を込めた。自身のセールスポイントは「舞台度胸」と回答。

「おとといも池袋演芸場で絶句(途中で言葉に詰まり噺が途切れること)いたしまして、それでもめげずに頑張っております。何度絶句しても、度胸だけは負けない」と明かし、同席した天どんら師匠陣を失笑させた。

 天どんは「自分の師匠の名前を自分から名乗りたいというのはあまり聞いたことない。円丈の名前を大きくするか、小さくするかは本人次第」と挑戦を見守っている。円丈は先代の墓前にも襲名を報告したと明かし「先代とは違う、自分の円丈の色を出していける新作落語を作っていきたい。ジャンルは全部やっていきたい」。“新作落語の雄”と呼ばれた先代の名を汚さぬよう、気合を入れた。

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