3月21日より落語協会の真打ちに昇進する、柳家圭花改め華形家八百八(柳家花緑門下)、三遊亭ふう丈改め円丈(三遊亭天どん門下)、柳家小はぜ改め小はん(柳家はん治門下)、三遊亭伊織改め歌奈女(三遊亭歌武蔵門下)、入船辰乃助改め船遊亭扇歌(入船亭扇辰)が24日、都内で披露会見を行った。

 明大卒で食品関係の仕事を経て30歳の時に前座となった圭花は、六代目・蝶花楼馬楽(1908~1987年)がかつて名乗っていた「華形家八百八」の名を継ぐ。

同名跡は約74年ぶりの復活。「師匠がこういう名前を持っていると聞いた時からいい名前だな、つけたいなって思っていました。(昇進にあたって)名前の相談をさせていただきた時に『つけたいです』と言ったら、『いいじゃないか』と。自分から名乗りたいと言って、この名前になったので、汚すことなく、大きくしていきたいです」と気を引き締めた。

 花緑は10人いる弟子の9番目である圭花の真打ち昇進に感慨深げな様子。仕事で大阪を訪れた際、楽屋前でスーツ姿に菓子折りを持った圭花から弟子入りを志願された。「(東京に)来てからじゃないと話にならない」とやんわり断ったが、数か月後に脱サラし、髪を短く切って、都内に上京した圭花から熱意を感じたという。同協会には前座として入門できるのは30歳までというルールがあるため、ギリギリでの入門となった。

 真打ちに昇進する圭花について「もっと大胆にいっていいのになって思うところがあって、守りが堅い。後で聞いたら、サッカーをやっていたのでそういう影響があるのか、と。大きな動きだと感じたのは、『圭花』のままいくのかなって思っていましたが、この名前を継ぎたいって名乗り出て」と振り返った。「2代目・華形家八百八」と名乗ることを観客にも報告しているが、不評の様子。

「客席が『え~』って。半分悲鳴や引いていました。魅力がまだ伝わっていませんので、彼がこの名前を大きくしてほしい」と願った。

 5人の披露興行は東京・上野鈴本演芸場の3月下席を手始めに、都内の各寄席で行われる。

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