日本相撲協会は24日、大相撲春場所(3月8日初日・エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表し、ともに藤島部屋の藤青雲と藤凌駕が新入幕を果たした。2人は大阪・高槻市の部屋宿舎でそろって会見に臨んだ。

 藤青雲は明大から実業団を経て入門。左膝の大けがで十両から三段目への転落も経験したが、28歳で新入幕を果たした。番付表を手に「感慨深い。幕内はずっとテレビで見ていた世界だった。そこで相撲を取れる喜びをかみしめて頑張りたい」と笑顔を見せた。

 拓大出身の藤凌駕は、昨年春場所の初土俵から1年でスピード出世となった。十両を2場所で通過した20歳は「こんなに早く上がれるとは思ってなかった。幕内は何百人の中の一握りで、簡単になれるものではない。それに自分が入れたのが心の底からうれしい」と喜んだ。春場所に向けては「自分の持ち味は突き押し。幕内でも自分の相撲が通用するように、稽古に精進したい」と意気込んだ。

 同じ部屋から新入幕2人は2011年九州場所の境川部屋(妙義龍、佐田の富士)以来だ。

藤青雲は「一緒に上がれて良かった。藤凌駕は出世が早いし、いい相撲を取る。絶対に抜かれたくないという気持ちでやってきているので、より一層精進して負けないようにしていきたい」と兄弟子の意地をのぞかせた。藤凌駕も「兄弟子に何とか追い付こうという気持ちで頑張っている。二人でさらに番付を上げて藤島部屋を盛り上げたい」と、切磋琢磨(せっさたくま)を誓った。

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